WordPressを更新できない。引き継ぎで取り戻す鍵は三つ
印刷会社で、ホームページを任されていた担当者が辞めた。旅館で、サイトを作った業者が店をたたんだ。年末年始の営業案内を一本載せたいだけなのに、管理画面のパスワードを誰も知らない。
WordPressのサイトを引き継ぐとき、取り戻す鍵は三つあります。ドメイン、サーバー、WordPressの管理画面。探す順番は外側からです。パスワードを探し回るより先に、ドメインとサーバーが誰の名義で、誰が料金を払っているかを確かめる。サーバーに入れれば、管理画面の鍵は作り直せることが多いからです。
巡回した全国の会社サイトの47%が、WordPressだった
当方が2026年9月に巡回した全国の会社のサイト54,201件のうち、作成ツールがWordPressだと確認できたのは25,256件、47%でした*1。この数には、作成ツールを確認できなかった22,924件、42%も分母に含まれています。確認できたものの中では、WordPressがとびぬけて多い。
それだけの数の会社が、同じ形の鍵を三つ持っていることになります。担当が一人で抱えていると、その人が抜けた日に三つまとめて行方が分からなくなる。
三つの鍵は、社内の書類から先に探す
| 鍵 | 社内のどこで確かめるか | 確かめること |
|---|---|---|
| ドメイン | 年に一度の更新の請求書、更新の案内メール | 誰の名義か。案内が誰のメールに届いているか |
| サーバー | 毎月か毎年のサーバー会社の請求書 | 契約者の名前と、管理画面に入るためのID |
| 管理画面 | 前任者の引き継ぎメモ、パソコンのブラウザに保存されたパスワード | ログインの住所と、管理者のユーザー名 |
上から順に確かめる。上の鍵があれば、下の鍵は取り戻しやすい。
経理の書類をたどると、思ったより早く見つかることがあります。請求書の宛名は、名義を確かめる手がかりの一つ。宛名が前の業者や前任者の名前なら、次の節の話になります。
名義が前の業者や前任者のときは、移してもらう
業者と連絡がつくなら、頼むことは一つです。ドメインとサーバーの契約を会社の名義に移し、管理画面に会社の管理者のアカウントを作ってもらう。前任者の個人のメールアドレスで登録されているなら、会社のアドレスに付け替えます。
連絡がつかないときは、ドメインを管理している会社に、名義を確かめる方法を問い合わせるところから始めます。ここは手順が長くなるので、慌てて新しいサイトを作り直すより先に、今あるものの持ち主をはっきりさせておくほうが後で困りません。
取り戻したら、鍵を会社の持ち物にする
管理者のアカウントは、個人ではなく会社のメールアドレスで作る。パスワードは、社長と担当の二人が分かる場所に置く。これだけで、次に担当が替わったときに同じことは起きにくくなります。
佐久SAKUワークスのホームページ制作は月額制で、会社案内プランが月額9,800円(税別)から。ドメインは御社名義で持っていただく形で、最低利用期間は12か月です。
今日は、経理の担当に一つだけ聞いてみてください。「ホームページのドメインとサーバーの請求書は、どこに届いていますか」。答えが、三つの鍵の一つ目です。
- 佐久SAKUワークス 自社巡回(2026年9月14〜22日)。全国の会社のサイトが対象
- 佐久SAKUワークス ホームページ制作の料金表(記事の公開日に確認)
作成ツールは、ページのソースに残る印から判別しました。判別できなかったサイトも分母に含めています。
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